【Excelマクロ】選択中のセルに対して、ちょっとした加工をするマクロ

Excelのマクロで選択中のセルに対して、ちょっとした加工をする簡単なマクロをいろいろ紹介していきます。

セル内の文字を全角、半角を変換する。
セルにインデントを設定する
金額の表示を千円単位、百万円単位にする

セル内の文字を全角、半角を変換する。

セル内の文字列で、半角、全角が変換できる文字があれば、それを全角、半角に変換するマクロです。

「StrConv（・・・）」を使います。

「For each cl in selection ～ Next」（cl はセル）で選択中の各セルを処理します。
まずは、全角に統一するマクロです。

Sub to_vbWide()
Dim cl As Range
    
For Each cl In Selection
    cl.Value = StrConv(cl.Value, vbWide)
Next
    
End Sub

次に、半角に統一するマクロです。

Sub to_vbNarrow()
Dim cl As Range
    
For Each cl In Selection
    cl.Value = StrConv(cl.Value, vbNarrow)
Next
    
End Sub

セルにインデントを設定する

「.IndentLevel 」でセルのインデントが設定できます。

Sub to_vbNarrow()
Dim cl As Range
    
For Each cl In Selection
    cl.IndentLevel = 2　'2文字分インデントを設定
Next
    
End Sub

金額の表示を千円単位、百万円単位にする

個人的にはあまり好みではないですが、割と使う人が多いので。
Excelの数式や数値入力は円単位でして、表示だけ千円単位や百万円単位にします。

マクロでセルの書式設定の表示形式を操作します。

Sub 表示千円単位()
' 円単位で入力されているものを表示だけ千円単位に
    Selection.NumberFormatLocal = "#,##0,;[赤]-##,##0,;""－"""   
End Sub

Sub 表示百万単位()
' 円単位で入力されているものを表示だけ百万単位に
    Selection.NumberFormatLocal = "#,##0,,;[赤]-##,##0,,;""－"""   
End Sub

そのほかを順次追加してきます。