ITパスポートを受験しました
2023年2月にITパスポートを受験してきました。
2023年4月になって、忘れたころに合格証書が届きました。
試験後には点数が表示された試験結果レポートが見られるのに、合格証書には点数はでないんですね。
今回は、ITパスポートを受験した話です。
今回は、これからITパスポートを受けてみようという方向けに、
・テキストはどれがおすすめか?
・勉強はどういう風にしたか?
・試験の難易度はどうだったか?
・試験勉強が仕事に役に立ちそうか?
について、私の感想を書いていきます。
ITパスポートの受験動機
私がITパスポートの受験を決意したのは、経理屋さんでもシステムへの理解が必要だと感じたからです。
そして、どんな組織にもある目標管理ってやつで、人材育成のお題目が与えられました。
研修とか勉強会なんて手がかかるので、「ITパスポートをみんなで受験してIT知識を習得する」ってな感じで提案する手前、まずは自らが人柱となることにしました。
受験に使用した本
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受験に使用した本は、「【令和5年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」を使用しました。
Amazonの評価から、候補にしたのは、
・「【令和5年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」
・「みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度」
の2つでした。
本屋で他にも見ましたが、この2冊が説明の読みやすさ・分量、イラストや表の量や見やすさなどで優れており、この2つは内容的には甲乙つけがたかったです。
違いは、
「いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」は、スタンダードなフォントとイラストで、表もかっちりしたゴシック体であるのに対して、
TACの「みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度」は、イラストや表が手書き風のフォントで書かれています。
個人的には、「いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」のほうが落ち着いた雰囲気で好みだったので、こちらを選択しました。
テキストについては、この2つのどちらかを、見た目の好みで選べば間違いはないと思います。
Amazonの試し読みや書籍の紹介個所で中身が少し確認できるので好みの方を選んでください。
試験の難易度
試験の難易度としては、「問題のレベルは高いが、合格基準点が低い」というのが感想です。
出題される問題は難易度の高い問題や、テキストでは網羅しきていないものも出題はされます。
しかし、合格点の、全体での600点/1000点(60%)や、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの各科目の足切りの基準点 300点/1000点(30%)からすると、難易度の高い問題ができなくても、テキストの範囲を勉強しておけば、余裕で合格点は超えられます。
また、計算問題やプログラムのコードを読むような問題もでますが、苦手であれば全捨てするぐらいでも余裕で合格点には達します。
勉強方法
勉強方法としては、
- とりあえずテキストを1通りざっと読む。
1回目は分からない個所や理解に苦しむところは、文字面だけ追って1周終わらせることを優先しました。 - 2回目以降はしっかり読む。
2回目では、自分の得意分野、私の場合は経理関係、はすっ飛ばして、自分が始めて学ぶような部分をしっかり読み込みました。
テキストを読めば分かりますが、英語の略語が非常に多いので、試験で聞かれたときに英語の略語の何となくの意味が分かるように気をつけて読むようにしました。 - 往復の電車ではスマホで公開問題を解く。
テキストは家や喫茶店で読むようにして、往復の電車や昼休みはスマホでこちらのサイトで問題を解いていました。
https://www.itpassportsiken.com/
このサイトは10年分以上の問題があり問題数が多いので、出題を直近の2回分ぐらいだけ解いていました。
それほど多くの問題を解く必要はないです。少し試験の形式になれるぐらいの意味合いで解くぐらいで大丈夫です。
問題自体はすべて4択で、ひねった問題や引っ掛け問題は少なく、テキストを読んで、何となくこんなことが書いてあったな、というレベルで消去法などで解ける問題が大半です。
テキストは4周読んだぐらいで試験を受けましたが、試験中は「なんか読んだことあるけど、なんだったけな?」とかも多かったですが、合格点は十分に取れていました。
勉強時間としては、試験前1ヶ月ぐらいから勉強を始めて、50時間ぐらいかなと思います。
IT以外で意外と役立ちそうな知識も
勉強をしていて、ITのことよりも、プロジェクト管理について、勉強になったように思います。
普段仕事していて、あまり体系だって考えることがなかったです。
スコープ、スケジュール、コスト、などは、ITに関係なく、あらゆるプロジェクトで共通の課題です。
「スコープを明確にしておく」ことを、普段の小さな仕事でも意識しておくと、仕事はしたけど、それ要らなかったよな、ということが避けられるだろうな、など普段の仕事の振り返りに役立ちました。
ITパスポートの英語の略語の練習問題
試験を受けてみて、英語の略語が一番苦労したので、勉強がてら4択の練習問題を作成しました。
ITパスポート英語略語の練習問題 その2(ストラテジ系:経営戦略マネジメント編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その3(ストラテジ系:技術戦略マネジメント・ビジネスインダストリ編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その4(ストラテジ系:システム戦略・システム企画編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その5(マネジメント系 編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その6(テクノロジ系 基礎理論・アルゴリズムとプログラミング・コンピュータ構成要素 編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その7(テクノロジ系 システム構成要素・ソフトウェア 編)
ITパスポート英語略語の練習問題 その8(テクノロジ系 ハードウェア・情報デザイン・情報メディア 編)
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