ITパスポート英語略語の練習問題 その10 最終回(テクノロジ系 セキュリティ 編)

テーマはITパスポートのテクノロジ系セキュリティの英語の略語 日常の話

個人的DXとしてITパスポートの試験の勉強をしました。その中でITパスポートでは英語の略語が大量に出てきて苦労しました。そこで、英語略語の4択練習問題を作成しました。
今回は、テクノロジ系のセキュリティ 編です。今回のセキュリティ編が最終回です。
過去問やシラバスでの英語の略語を取り上げています。

セキュリティ 編の英略語の一覧

ITパスポートで把握しておきべき、英語の略語についての4択練習問題です。
今回の出題は一覧の 23 個です。
各略語の内容は、この記事の後半に載せています。

セキュリティRATMITBDoSDDoS
ISMSCSIRTSOCJ-CSIP
J-CRATIDSIPSDMZ
VPNMDMTPMPCI DSS
PKICACAPTCHA
IP-VPNS/MIMEWPA2SSL

ITパスポート英略語の4択練習問題

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セキュリティ 編の英略語の解説

RAT

RAT
Remote Access Trojan
遠隔操作ウイルス
RATは、「Remote Access Trojan」(遠隔操作ウイルス)の略で、特定のPCから重要情報を不正に入手するといった標的型攻撃に利用され、攻撃対象のPCに対して遠隔から操作を行って、ファイルの送受信やコマンドなどを実行させます。

MITB

MITB
Man-in-the-browser
マン・イン・ザ・ブラウザ
MITBは「Man-in-the-browser」の略で、マルウェアなどでブラウザを乗っ取り、パソコンとWebサーバーとの通信を盗聴したり改竄する攻撃です。
オンラインバンキングで正式な取引画面の間に不正な画面を介在させ、振込先の情報を不正に書き換えて、攻撃者の指定した口座に送金させるなどします。

DoS

DoS
Denial of Service
サービス拒否攻撃
DoSは、「Denial of Service」(サービス拒否攻撃)の略で、サーバーやネットワークに対する攻撃手法の一つです。
攻撃者がWebリクエストなどを大量に送りつけて、ネットワーク上のサービスを提供不能にする攻撃です。
DDos攻撃は大量のパソコンを踏み台にしてDos攻撃を行います。

DDoS

DDoS
Distributed Denial of Service
分散型サービス拒否攻撃
DDoSは「Distributed Denial of Service」(分散型サービス拒否攻撃)の略で、複数のコンピューターから同時にDos攻撃を行う手法です。
攻撃者は踏み台となるコンピューターを多数用意し、それらのコンピューターから攻撃対象のサーバーなどに大量のWebリクエスト送りつけます。

ISMS

ISMS
Information Security Management System
情報セキュリティマネジメントシステム
ISMSは「Infomation Security Management System」(情報セキュリティマネジメントシステム)の略で、情報の機密性、完全性、可用性を確保するための体制や方針、プロセスを定めたマネジメントシステムです。
情報セキュリティの基本的なフレームワークです。
真正性、責任追跡性、否認防止、信頼性などの特性を維持することを含める場合もあります。

CSIRT

CSIRT
Computer Security Incident Response Team
コンピュータに関するセキュリティ事故の対応チーム
CSIRT(シーサート)とは、「Computer Security Incident Response Team」(コンピュータに関するセキュリティ事故の対応チーム)の略で、企業内に設置されるコンピュータやネットワークに関するセキュリティ事故の対応を行うことを目的としたチームです。
企業内でコンピュータセキュリティに関わるインシデントが発生した組織に赴いて対応の方針や手順の策定を行います。

SOC

SOC
Security Operation Center
セキュリティ・オペレーション・センター
SOCとは、「Security Operation Center」(セキュリティ・オペレーション・センター)の略で、24時間365日体制でネットワークやデバイスを監視し、サイバー攻撃の検出や分析、対応策のアドバイスを行う組織です。
社内の組織で対応するほか、SOCサービスを提供する専門企業のサービスを利用する企業も増えています。

J-CSIP

J-CSIP
initiative for Cyber Security Information sharing Partnership of Japan
サイバー情報共有イニシアティブ
J-CSIP(ジェイシップ)とは、IPAが発足させた情報共有体制であり、経済産業省の協力のもと、重工、重電等、重要インフラで利用される機器の製造業者を中心に、情報共有と早期対応の場を提供しています。
「initiative for Cyber Security Information sharing Partnership of Japan」の略で、サイバー情報共有イニシアティブのことです。

J-CRAT

J-CRAT
Cyber Rescue and Advice Team against targeted attack of Japan
サイバーレスキュー隊
J-CRATは、「Cyber Rescue and Advice Team against targeted attack of Japan」(サイバーレスキュー隊)の略で、標的型サイバー攻撃に対する日本の救援・アドバイスチームです。
J-CRATは、情報共有やアドバイス、技術支援を提供し、被害を最小限に抑え、攻撃の拡大を防止することを目的としています。
相談を受けた組織に対して、標的型サイバ一攻撃の被害低減と攻撃の連鎖の遮断を支援する活動を行います。

IDS

IDS
Intrusion Detection System
侵入検知システム
IDSは「Intrusion Detection System」(侵入検知システム)の略で、ネットワーク上の不正アクセスや攻撃を検知するためのシステムです。
通信量やパターンを監視して、不正アクセスやその予兆を検知し、管理者への警告を行います。
IDSは、セキュリティインシデントの早期発見や被害を最小限に抑えるために重要な役割を果たします。
IDSは検知と管理者への通知、IPSは検知とブロックを行います。

IPS

IPS
Intrusion Prevention System
侵入防止システム
IPSは「Intrusion Prevention System」(侵入防止システム)の略で、サーバやネットワークの通信を監視し、不正なアクセスを検知してブロックし攻撃を防ぐシステムです。
IDSは検知と管理者への通知、IPSは検知とブロックを行います。

DMZ

DMZ
Demilitarized Zone
非武装地帯
DMZは「Demilitarized Zone」(非武装領域)の略で、インターネットと社内ネットワークの間に設置されたセキュリティゾーンです。
外部からの攻撃を防ぎつつ、必要なポートを開放して社内ネットワークに接続するためのエリアとして用いられます。
DMZにはWebサーバーやメールサーバーなどの公開サービスが配置されます。

VPN

VPN
Virtual Private Network
仮想プライベートネットワーク
VPNは「Virtual Private Network」(仮想プライベートネットワーク)の略であり、インターネットなどの共用のネットワークに接続された端末同士を、暗号化や認証によってセキュリティを確保して、あたかも専用線で結んだように利用できる技術です。
VPNを利用すると、外部からの攻撃から情報を保護したり、地理的な制限を回避することができます。
また、オフィス外からもアクセス可能な仮想のプライベートネットワークを構築することができます。

MDM

MDM
Mobile Device Management
モバイルデバイス管理
MDMは、「Mobile Device Management」(モバイルデバイス管理)の略で、企業がスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを遠隔管理する手法です。
セキュリティの確保やアプリのインストール、データの消去などが行われるため、企業の情報漏洩や不正利用を防止できます。

TPM

TPM
Trusted Platform Module
セキュリティチップ
TPMは、「Trusted Platform Module」の略で、コンピュータなどに内蔵されるセキュリティ関連の処理を行う半導体チップ(セキュリティチップ)です。
IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり、暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており、外部から内部の情報の取出しが困難な構造を持っています。

PCI DSS

PCI DSS
Payment Card Industry Data Security Standard
ペイメントカード業界データセキュリティ基準
PCI DSSは、「Payment Card Industry Data Security Standard」(ペイメントカード業界データセキュリティ基準)の略で、クレジットカードの会員データを安全に取り扱うことを目的として策定された、クレジットカード情報の保護に関するセキュリティ基準です。
クレジットカード情報を保護するためのグローバルなセキュリティ基準であり、クレジットカードを扱うすべての企業に遵守が求められます。

PKI

PKI
Public Key Infrastructure
公開鍵基盤
PKIとは、「Public Key Infrastructure」(公開鍵基盤)の略で、セキュアな通信に必要な公開鍵証明書を管理・認証するための仕組みです。
デジタル署名や暗号化などのプライバシー保護に利用されます。
電子メールの送信者が公開鍵の所有者であることを、電子証明書を発行した認証局が保証することによって、なりすましを検出可能とする仕組みです。

CA

CA
Certification Authority
認証局
CAとは、「Certificate Authority」(証明書発行元)の略称で、SSL/TLS通信や電子署名における公的認証局のことです。
公開鍵が被認証者のものであることを示す証明書を発行します。

CAPTCHA

CAPTCHA
Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart
コンピュータと人間を区別する完全に自動化された公開チューリングテスト
CAPTCHA(キャプチャ)は、機械では判読が困難な文字列の画像をモニターに表示して人に判読させたり、条件にあう画像を選択させたりして、人間が操作していることを確認し認証する仕組みです。
「Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart』の略で、「コンピュータと人間を区別する完全に自動化された公開チューリングテスト」のことです。

IP-VPN

IP-VPN
IP Virtual Private Network
閉域VPN
IP-VPNは、「IP Virtual Private Network」(閉域VPN)の略で、サービス事業者が独自に保有する閉域型ネットワークを利用して、仮想的なプライベートネットワークを構築するサービスです。
インターネットなどの公衆網を利用したインターネットVPNと比較すると、帯域幅などの通信品質の保証がなされていることが特徴です。
サービス事業者が提供するIPネットワーク(インタネットプロトコルを利用する閉域型ネットワーク)を利用します。

S/MIME

S/MIME
Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions
エスマイム
S/MIME(エスマイム)は、「Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions」の略で、電子証明書を使用して、電子メールの本文と添付ファイルを暗号化し電子メールを安全に送受信するための規格です。

WPA2

WPA2
Wi-Fi Protected Access 2
ワイファイ・プロテクテッド・アクセス・ツー
WPA2は「Wi-Fi Protected Access 2」(ワイファイ・プロテクテッド・アクセス・ツー)の略で、無線LANの暗号化方式であり、WEPでは短い時間で暗号が解読されてしまう問題が報告されたことから、より暗号強度を高めるために利用が推奨されています。
無線LANにおいて、端末とアクセスポイント間で伝送されているデータの盗聴を防止するために利用されます。

SSL

SSL
Secure Socket Layer
セキュア・ソケッツ・レイヤー
SSLは、「Secure Socket Layer」(セキュア・ソケッツ・レイヤー)の略で、WebブラウザとWebサーバ間の通信を暗号化する仕組みです。
通信の暗号化を行うことによって、通信経路上での通信内容の漏えいを防ぎます。

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